ねんきん定期便を初めて本気でじっくり見る
さあ、老後がやばいことがはっきりした我が家の家計ですが、年金額がはっきりしないことにはどれくらいやばいのかが分かりません。そこで夫婦のねんきん定期便を引っ張り出してきました。老後破綻におびえるまではほったらかしだったな~(;’∀’)
ここでまず悲しい事実を知ることに。表示されている見込み額は手取りではない!!ということ。税金と社会保険料がここから天引きされるのです。税金(所得税、住民税、復興特別所得税)に社会保険料(医療保険料、介護保険料)が引かれます。これはねんきん定期便には書いてくれてません。まさかここから税金引かれるの?と思って調べたら、ほんとに引かれるんですね~💦気づいて良かったわ。そこで、最新のねんきん定期便の見込み額から、手取りをChatGPTに計算してもらった結果…。
65歳時点受け取りの年金、手取り額 我が家の場合
夫の見込み年金支給額 2,060,218円
- 所得税 約 7,510円
- 住民税 約 25,500円
- 社会保険料 約138,000円
=手取り額 約1,889,000円(年額)
→ 月額 約157,400円
妻(私)の見込み年金支給額 973,455円
- 住民税 5,500円
- 社会保険料 90,000円
= 約877,955円(年額)
→ 月額 約73,100円
夫婦の年金合計 157,400円+73,100円=230,500円(月額)
確実な支出、住宅ローン
お互い晩婚の我が家、住宅購入が当然遅い年齢だったため、夫が70歳まで月7万円の住宅ローン返済があります。年金手取り月額230,500円ー70000円=160,500円。
65歳時点で手元に残る年金の月額は「16万円」(夫婦合算)
ここから食費、光熱費などが出ていくわけです。夫婦2人、娘は自立しているはずなので、かかる費用はそんなに多くはないでしょうが、ちょっと無理じゃない?一人暮らしの生活費だな…。少なくとも余裕のある豊かな暮らしとは言えません。
年金で生活できるか?の答えは我が家の場合「16万円以内で暮らせれば」となりました。ローン返済後の71歳以降は「23万円以内で暮らせれば」となります。うーん、暮らせなくもなさそうだけど、何か大きなイベント、例えばどうしてもリフォームが必要とか、大きな家電の買い替えとかには耐えられないよね?(;’∀’) 旅行も節約旅行になりそうだし。
インフレを考慮に入れる、そして結論
お金の勉強をし始めて(情報源は主にYoutube)、インフレというのが思いの他あなどれないことが分かりました。日本銀行や国際通貨基金(IMF)によると、日本は今後、年2%ずつ物価上昇していく予想だそうです。今年100円の物が来年は102円。8年後の、夫が65歳時点で単純に考えて、今の1.16倍(1+0.02×8年)の物価上昇が予想されます。100円の物を買うのにその頃には116円必要。今の1000円の物がその頃には1160円かかる。何か1点だけならいいけど、生活物資全般が基本値上がりすることになるので、これはかなりの打撃では。チリツモで家計圧迫は目に見えてますね💦
年金額に戻って、我が家が受け取れる予定の、手取り年金の23万円は、夫65歳時点ではどれくらいの価値になるのか計算してみました。
230000×0.16(8年後の物価上昇率)=36800
230000ー36800=193200
え、インフレ考慮すると、その頃の23万円→今の19万ちょっとの価値しかないてこと😨
ニュースでインフレなんて聞いても割と他人事みたいに思っていた自分が情けない。やっと我が事として捉えるようになりました。(ほんと遅い)
ところで、年金は物価上昇にあわせて増額されますが、少子高齢化で年金財政を守るため、物価上昇分から一定率を差し引く制度があるそうです(;’∀’)これがニュースで時々聞く「マクロ経済スライド」という制度だそうな。そんなー!!!どこかの予算から補填してよーと叫びたくなりました。
夫が受給し始める頃には19万しかない価値に、どれくらいプラスされているか、ですね。
つまり、結論、年金だけじゃ無理!ほんとやばい。
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