私の最近の漠とした不安の原因の一つは夫の退職がせまっており、再雇用されるけど給料がぐっと減ること。現在の手取り年収500万が240万になります(;’∀’)。専業主婦をつらぬきたい私がついに働く時が来てしまうのか!いや、なんとか手は無いものかと思案して、年金の繰り上げ受給が浮かびました。
60歳で夫婦で繰り上げ受給したら年金見込み額はいくら?
夫の場合
項目 | 金額 |
---|---|
年金見込み(65歳) | 2,060,218円/年 |
繰上げ受給後の年額(60歳開始) 減額率24%(0.4%×60か月) | 約1,565,800円/年 |
月額目安 | 約130,480円/月 (※国の丸め処理で若干変動あり) |
※額は令和6年の夫のねんきん定期から
☆65歳受給との差額は2,060,218円ー1,565,800円=494,418円(年額)。月額で41201円。
所得税と住民税を引いた手取り額
公的年金控除:年金収入のうち 60万円は非課税枠(65歳未満の場合)
課税対象額:1,566,566 − 600,000 = 966,566円
所得税+住民税:合わせて 税約10万円前後/年
👉夫の手取り:約1,460,000円/年 (約12万1千円/月)
※社会保険料は再雇用の勤務先給料から天引きなので、年金には影響しない
妻(私)の場合
項目 | 金額 |
---|---|
年金見込み(65歳) | 973,455円/年 |
繰上げ受給後の年額(60歳開始) 減額率24%(0.4%×60か月) | 約739,826円/年 |
月額目安 | 約61,652円/月 (※国の丸め処理で若干変動あり) |
※額は令和7年の私のねんきん定期便から
☆65歳受給との差額は973,455円ー739,800円=233,655円(年額)。月額で19471円。
夫婦で額面上は月約6万円減る計算です。6万円は大きいな~💦
所得税と住民税を引いた手取り額
公的年金控除:年金収入のうち 60万円は非課税枠(65歳未満の場合)
課税対象:739,826 − 600,000 = 139,826円
所得税:基礎控除48万円を引くと 課税所得ゼロ → 所得税なし
住民税:基礎控除43万円を引いてもゼロ → 住民税なし
妻(私)は手取り変わらずでした!
▶最終結果:繰り上げ受給した場合の夫婦の手取り月額は約18万2千円
ちょっと少ないな(´;ω;`)
注意すべき、繰り上げ受給のデメリットはあるか
減額されるのは分かった上での繰り上げ受給ですが、それ以外のデメリットはあるのか確認しました。私が気になったのが、以下のもらえるはずの特別な年金が受け取れなくなることでした。(加給年金なんて、年金のこと調べ始めるまで知らなかったです)
項目 | 繰上げとの関係 | 内容 |
---|---|---|
加給年金 | 夫65歳から妻65歳まで支給。 繰上げOK | 厚生年金に20年以上の夫が、年下妻や子がいると加算。 |
障害年金 | 第2号被保険者(厚生年金加入者)は繰上げOK、 第3号被保険者はNG | 障害を負ったとき支給。 老齢年金より有利な場合あり。 |
遺族年金 | 自分の年金かどちらかを選択 | 配偶者や子が、亡くなった人の年金を受け継ぐ。 |
寡婦年金 | 繰上げNG | 国民年金に25年以上加入していた夫が死亡したとき、婚姻期間10年以上の40歳以上65歳未満の妻に支給。老齢基礎年金に切り替わるまでのつなぎ。 |
せっかく年下妻なので(3歳差)加給年金はもらいたい!年額239,300円×3なのでこれは大きい!そして繰り上げ受給してもこれは大丈夫でした。
→特定社会保険労務士・FP1級技能士の方の執筆記事
→ヤフー知恵袋
(注意:日本年金機構の加給年金ページには、繰り上げについて明記されていないので、気になる方は直接問い合わせるのが確実ですね。)
障害年金はだめでした。初診日が繰り上げ受給の前でないと認められないようです。ただし、厚生年金の被保険者本人は繰り上げてても大丈夫!なので定年後に再雇用でそのまま働く夫はOKですね。妻の私は第3号となるので残念ながら受け取れず。(→参照元)。
遺族年金は、自分の年金か遺族年金か金額が高い方を選択できるとのことで影響なし。
夫に先立たれた妻が60歳から65歳の間に受け取れる寡婦年金も、繰り上げ受給してしまうと受け取れず。
これらの項目に関して詳しくはこちらの公式ページをご参照ください→日本年金機構
しかし、公の文章は読みずらいですね💦特に「加給年金の停止」という項目がどうしても理解できず、繰り上げるとやっぱりだめなのか?と思いかけたのですが、これは、すでに年金を受け取れる状況の配偶者が、仕事をしているなどであえて年金を停止している場合、加給年金は停止されるということとChatGPTが説明してくれました(^O^)/
結論:障害を負う可能性、夫に急に先立たれて寡婦になる可能性をどう考えるか
老後破綻のかかった私の考察は続きます。
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