隠れ年金についてのYoutubeを見ると、代表的なのが前回記事にした「加給年金」、次にこの「厚生年金基金」です。一般の厚生年金とはまた別のもので、「基金」がつくのがポイントです。
厚生年金基金とは
これは今の「企業型確定拠出年金」の前身に当たる制度で今はありません。
- 厚生年金の一部(報酬比例部分の「代行部分」)を国から肩代わりして、さらに企業独自の上乗せ給付をしていた制度。
- つまり「公的年金の一部+企業年金」を合わせ持った仕組み。
隠れ年金になってしまう可能性があるのはこの「企業独自の上乗せ給付」部分です。企業が任意で上乗せする制度なので、転職が多いと本人も以前の勤務先がこの厚生年金基金の制度を利用していたか忘れてしまい、受給もれにつながるケースが多いようです。
厚生年金基金の加入期間の確認方法
これを知った私は当然自分が過去勤務した会社がこの厚生年金基金に加入していたのか確認したくなりました。確認方法は、
ねんきんネットトップページからログイン → 年金記録を確認する → 詳細な年金記録を確認する →「厚生年金保険加入記録を確認する」の ②「厚生年金保険加入期間の情報」欄の「加入期間情報」を確認
👆私のねんきんネット情報抜粋しました(;’∀’)。(うち基金加入月数) の欄を見ると、私は0月と判明!無事隠れ年金の可能性はなくなりました!
ちなみに誕生月に届くはがきスタイルのねんきん定期便では確認できないです。
まとめ
給料明細って意外と細かく確認しなかったりしませんか?私も若い頃は結構天引きされるなーとは思っても、細かく何が引かれているのか見ていなかった記憶があります。人によってはかなりの額が増額される場合もあるそうです。上乗せ年金が隠れてないか調べてみてください!受給漏れなんて悔しすぎます。
この厚生年金基金の「上乗せ部分」は、 基金や清算事務局、企業年金連合会から別途案内が来る場合がありますが、結婚で名前が変わっていたり、転職が多かったりすると、その案内が届かず、受給漏れにつながる可能性があるようです。
過去に勤めた会社で、上乗せがあったかどうか調べたい場合、企業年金連合会のサイトで確認することができます。→https://www.pfa.or.jp/
参照:厚生年金基金加入期間がある方の年金(日本年金機構)
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